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StellarBlade①

※Stellarはラテン語で星を意味する。Bladeはイヴの存在を定義づけている。

・主人公イヴは地球に突如出現した謎の敵人類の敵ネイティブを倒す為に、地球に取り残された生存者アダム、地球に派遣された空挺部隊の隊員であるリリーと出会う。

・ザイオン-人類最後の都市。荒野や砂漠と繋がっている。

長老の名前はオルカル。

・ネイティブ-人類の敵。アルファやエルダーという上位存在の意思によって人類を襲っているように見えるが、その起源について知る者はいない。

・ハイパーセル-ザイオンを支える巨大なエネルギー源。まずはこれを集めてザイオンに活気を戻すことが目的。

・エグゾスパイン・ギア-武器名。

揺籠と墓場(StellarBlade)

StellarBladeの前日譚コミックから。

イヴとタキ。

空挺部隊としてもうすぐ母星(地球)に戻る。

宇宙(そら)に浮かぶコロニーの中がイヴにとって世界の全てであり。

母星とタキが語る意味は正直分からない。

実感がないのだ。それがデータとして知識そのものを処理出来るものであっても。

イヴの腕は未だタキを追い越せない。

彼女は実戦がこんなものではない、もっと厳しいわよ。

ネイティブは殺戮のための軍団(レギオン)だとしっかりと認識しておきなさいと冷淡ではないが厳格な口調でそう教え込んでくれる。

“失敗したら、この身もデータとして還るだけ”

タキはそうはっきりと述べた。

あそこで、とイヴが地球を見下ろしながら尋ねると。

どうせならこの宇宙で還りたいわね。

母星と言われても…私たちはあそこで産まれたわけではないのだからと醒めているというよりは彼女の願いそのものを乗せているかのような詩を紡ぐ雰囲気で告げる。

死というものもイヴには実感がない。

ただ帰ってこなかった事実を考えるならそれは消滅であり、二度と会えないということなのだとデータとして処理をした。

“どうせならあなたの腕の中で亡くなりたい”

タキはそう凛とした横顔で語った。

“タキ—…”

データとして、知識として処理は出来る答え方をするべきか。

けれどそれとは違う感覚がこの機械の身体を行き巡る。

降り立つわよ。

ここに帰ってくるの。それとも私たちはあそこに帰るの。

さあ。生き残れば分かるんじゃない。

母なる星。

そこがイヴの全てを壊す存在であったと彼女は心から知るのだ。

機械の身体(StellarBlade)

・出会って間もないイヴとアダム。

この体は血のようなものが流れるように出来ているのだなとアダムは判断した。

物事を淡々と処理しているようで実のところ夢を彼女は見る。どうした、とドローンから尋ねると何でもないと答える。

アルファネイティブはエイドスにも存在しているが、だからといってすぐに対処出来る訳ではない相手によるのだ。

片割れは助けてやれなかった。

逃げなさい、とタキが言ってくれたと彼女―イヴは語る。機械からくる身体の作りは損傷が激しかったが見た目からしても女性のつくりであり。

男の自分がそう易々と触れて良いものではない。

そうした理由から損傷している箇所に関してはあるものから自分で出来るよな?と自分でやってもらった。

タキに今までよくやってもらっていたと改めて思う。とイヴは語る。

地球に来たのはこれが初めてなのだと。

空から来たのであれば、ザイオンの皆はイヴのことを天使のように考えるのだろうなとアダムは思う。すぐにコミュニケーションにおいて打ち解けるというより、彼女の戦闘力は確かなもので。必要は戦力だと認定されてそこからなのだろうとアダムもドローンに映る映像から認識した。

そこからの始まりでも良いのかもしれない。

美しい女性の姿を取りながらどこか赤子のようにその瞳は戸惑い行くべき道を探している。

イヴ。これは命令じゃない。まずは自分の足で進んでみてくれ。

そして考えるんだ。次には、心で、だな。部隊を失って彼女の腕が切り落とされた時―打ちひしがれたと君は話してくれた。

俺は君に命令はしない。サポートに回る。支えようと思う。

そうすれば、イヴ。君は自ずと前に進めるはずだ。

…目の前に待っているのが、辛い戦いだとしても。

・空から

ステラーブレイド(イヴ)

ここ(地球)に降り立ってから、分かったことがある。 部隊が壊滅し、彼らの遺留品から先に進めるものはないかと探す。コードだって必要だ。タキは生きているかどうかも分からない。ザイオンの人たちは何とか生き残ろうとしているとアダムは静かに教えてくれた。 コンクリートとアダムが砂利やモルタルというやがては朽ち果てていく成分で出来ているんだと話していた建物がガラガラとよく音を立てて形を失っていく。 亡くなった地球人のメッセージから遺恨だな、とドローンからアダムが教えてくれた。救いを諦め。絶望しながらこの男は死んだのだと。 空から落ちてくる水―雨だと教えてもらった—を眺めた。

待つ、ということは限界があるのだと。 かつて—時間にすると数十年ほど前…ここから旅立った者たちの帰りを待ち。 そしてずっと救いを求めていた。

妙な感覚がこの身を巡る。 “どうした?” 「…何でもないわ。先へ進む」 本当はどうかし始めている。 まずはザイオンだ。アダム、明かりを灯して。

…かつて、か。 私の最初の記憶…。 一体いつから?

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