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Star Ocean6➁

※ちょっとした思い付き会話文や小話など。

・保護者エレナ

メドゥーム遺跡にて

(落ちて来たポッドから積み荷が載せられていた為、エレナが自分の考えを優先させたことに気づいたレイモンドー)

レイ「エレナ…バカ野郎…」

レティ&アベ「……」

レティ「あら?レイモンドさん、他にも何か…」

レイ「リュックサック…って!これは俺の替えの下着とかお菓子が入っているじゃねーか!」

アベラルド(エレナさんはお母さんみたいな人なのか…?)

※昔あった4コマ漫画が欲しいSO6(笑)レイモンドが物心つく頃からエレナは居る様子ですが、ずっとあの姿のままなんでしょうね。どんどん成長していくレイモンドを観察してどう認識が変わっていっているのでしょうか。

・ミダスおじさん

霊峰ガルカ・ルムスにて—キャンプイベント時、ミダスがエレナに視線をやる

ミダス「彼女は眠るのか…(中略)お前(レティシア)はどう思う、あれ(ミダスが造った草刈りメカバーニー)に意思があると思うか?」

レティ「はい…どちらかと言えばミダス様はかわいいものがお好きでおられると思いました(にっこりと)」

レイ「おっ、そうだな☺」

ミダス「むっ…」

後にアルダス艦にて—

ミダス(ブラックコーヒーを飲んでから)「オマエ…これ…苦いぞ…」

レイ「最初からミルクやシュガー入れれば良かったのに…バーでそう勧められなかったのか?」

マルキア「ふふっ、私の前で恰好をつけようとしたらしい」

レイ「レティシアやアベラルド、ニーナもみんな甘党だしな☺(テオもか?)」

※色々面倒くさいのが本人も言っていますがミダスおじさん。

・光の約束(レイモンドとレティシア)

「大丈夫だ、何とかなる」

彼のその言葉は決して投げやりなものではなく、私たちを安心させてくれるもの。これをしなければならない、これだけが道筋なのだと足掻くしかなかった私とアベラルドにとっては遠い星からやってきたというあなたの存在も含めて、世界をもっと広げても良いのだと教えてくれるもの。質問が多いな、と時々エレナさん共に困ったように見えて私たちの旅を楽しんでくれているのだと伝わってきます。逆に私たちの星のことを訊ねて下さった時も嬉しくなりました。星の世界から来た皆さんが地に足をつけて星空を見上げることによって気が付くことが沢山あるのだとそう感じさせてくれるから。

アベラルドがこっそりとレイモンドの奴、オーシディアス王国の建築物に感心していましたよ…と耳打ちして教えてくれました。私の実家のことも興味深く訊いて下さいましたね。

エレナさんがおススメの本を紹介してくれませんか、と言ってきてくれたんですよー!そうニーナさんが喜んで飛んできて報告してくれました。あ、あとは…

—でね!でね、レティシア様!レイの好みのタイプなのだけど…、―とも…。

何やら笑みを浮かべ、どうしたのだミダス、ずいぶんと楽しそうじゃないか?とマルキア様に尋ねられたミダス様もレイモンドにどんな披露宴が良いか聞いて来たんだよ…とわざわざ私の前で…。マルキア様も父親気取りか?とずいぶんと笑っておられました。

もちろんこの旅が楽しいだけで済む訳ではない。私がヴァイル帝国へ嫁ぎ、皇帝陛下を父と呼べる存在と見なして“何とかする”、ではなかったのです。この星ひとつだけの闘争ではない、大きな陰謀が蠢いていたのだから。

私たちの星は—レイとエレナさん、マリエルさん、クロエさん、ロラさん…JJさんやアントニオさんを含めて銀河連邦の人々が暮らす星々の世界に追いつくまではもうずっとずっと遠い隔たりがある。その世界を知っているからこそ、知ったからこそ人が出来ることには限りがあるのだと皆さんは分かっておられた。人はまたネットワークと呼ばれる存在以上にうねる大きな存在の流れに乗っかっており、流されゆくその中で時には足掻きそして証を残して生きていくもの。その流れの中心にあるものが歴史なのか神様なのか、もっと別の存在なのでしょうか。

“何とかなる”―私たちの命や生き方は星の世界において瞬く間に消えゆくものでも、委ねることが出来てそして繋がりを持てたからこそ、動き始めた何かがあるのだと。カタチあるものが、産まれてくる、喜びのあるこの瞬間。

ふたりして、決意を固めて同時に言葉にする。

『何とかなる』

もう、それはあの時のような突然のお別れをしなくて良いのだと、これからのことがあるのだと確信させてくれる光のように降り注ぐあたたかい約束。

※レイモンドの口癖がどこかメタっぽいな、と作中ずっと考えておりました。

・いつか、語れる思い出に(アベラルドとニーナ)

「先に休んでいて下さい、エレナさん」

責任感の強い彼の提案に、エレナは頷き適当な大きさの幹に寄り掛かったと思うとそのまますぐに目を閉じて眠りに入った。きっちり30分もすれば見張り交代でレイモンドを起こしに目を覚まして今度は自分とニーナさんを先に休ませてから彼女は再び眠りにつくのだろうとそう思う。少しでも先に休ませて上げたかったのは今回の作戦で彼女の出番が多く、大変だったろうと考えたアベラルドの気遣いだ。

彼自身は彼女の構造を完全には理解していないが、そうした想いは受け取ってくれる為かエレナは受け入れてくれたのだ。

レイモンド曰くほぼ人間である彼女の、欠損した姿をこの目にした時エレナさんはあのままでいいのか?とレイモンドに尋ねたアベラルドだったが俺が何とかしてやりたいけれど今のままでは手の施しようがないんだ、と悔しそうなレイモンドのその返事を聞いてその歯がゆさは今でこそマルキア様からの皮膚移植により騎士を続けられると安堵感を得た彼がつい最近まで焦燥感と共に抱いていたものだったから、眠りについた彼女の五体満足なその姿にほっとした。…ものだから、すぐ隣にある視線に反応が遅れた。

同じく見張りを担当することになったニーナがじっとこちらを覗き込むかのように見ていたのだ。

「…どうしたのです、ニーナさん…」

ニーナにじっと見つめられるのはこれが初めてではない。ディベルの街で彼女と出会った時に瞳をきょろきょろと動かしてきてー

「アベラルドさんが顔色良くなって良かったなあ~♬って」

身につけているベルがチリリン、とならないように上半身だけ器用に動かして顔を向けてくる彼女のその言葉に出会った時もこうだったな、とアベラルドは思い出した。

「今はもう大丈夫ですよ」

「大丈夫じゃない時は私がいつでも助けますから」

彼のこの答えを予測はしていたのだろう、彼女のその即答に敬意を抱きたくなる。医者としての矜持を欠かさないその姿勢に。

自分が騎士として決めた道を貫き通すという意思と同じ様に、彼女は医者としてヘルガー灰化病以外の病気も視野に入れて真っ直ぐに歩んでいる。エレナを質問攻めにしている姿を見かけたことも何度もあった。レイモンドもエレナも理由(わけ)があって多くは教えない様子だったが。

臆することなく“何故?”と口にして尋ねることが出来るニーナの真っ直ぐさが少し羨ましくもあった。

最後までレティシア姫の騎士として傍にいて仕えていたいというのがアベラルドの騎士としての願いだが、姫の好奇心や誰に対しても分け隔てないその態度に時折混乱させられ、ペースを乱され巻き込まれていると感じることもあるからだ。そして、自分に向けて姫が申し訳ないとあの時以来そうした想いを抱いているのだと感じることもあったから。その度にレティのその負担を消し去ってやりたいと、一国の主としてレティシア姫が背負うものの重さを少しでも担って差し上げたいと、偉大な父に倣うようにこの道を選んでやっていくのだと自分を奮い立たせてきた。ただ今は…。

「…ニーナさんは、本当に良い医者になられるのでしょうね…」

「え、そう思います…?あ、でもアベラルドさんは冗談をそんなに言わないからそう思って下さっているんですよね…やー、何だか嬉しいなぁ~」

彼女のその真っ直ぐさは。幼少時腕を痛める前にテオと共にレティを守りたいという、あの頃の気持ちを純粋に思い出させてくれる。彼女の瞳に映る今の自分は顔色は悪くないと、出会った時に心配されていた自分はもう過去のものだ。そしてその時に抱いていた想いは、今はもう自分の糧となっている。小さかったニーナと出会っていたことをもっと思い出せていたら良かったかな、とそう思う。

そうしたらこの先またゆっくりとどこかでこれからを語り合える時間を共有出来るであろうに。その共有する時の中に出来れば—。

「アベラルドさんは…騎士を続けていくのでしょう?これからもそうできるように私みたいな人が必要だって、分かるから。頑張りますね」

強い意思でそう語る彼女に、

「そうですね…だから危険だと分かったら、私も下がっていて下さいと警告しますから。そうでないと騎士の意味がありません」

しっかりと応える。

今はそう、ただ。騎士であることに誇りを持って歩んで行ける。あの時こうだったのだと語ることが出来る未来を自ら切り開いていくのだ。

その未来にレイモンドとエレナさんも共にいて欲しいと願いながら—。

※アベラルド君は腕のことで希望が見えてから色んなことに視野を向けるようになってきたと感じていました。

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